睡眠・SAS外来

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予防法と治療法

予防法

睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の予防法

SASは生活習慣病とも密接な関連があるため、SASにならないようにするには普段の生活における心がけが重要です。
SASの予防のために、以下のような点に気をつけましょう。

肥満の予防

閉塞性のSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症:OSA)の場合、喉や首周辺の脂肪による気道の閉塞が原因となりますので、肥満の予防が重要です。
現在SASでない方も、顎の大きさによっては少しの体重増加でSASになる可能性もあるため、適正体重を維持することが大事です。また、太りすぎの予防は他の様々な生活習慣病の予防にもつながります。すでにSASの治療を開始されている方の場合、体重を減らすことで症状が改善される場合があります。

過量飲酒の制限

アルコールは筋肉を弛緩させる効果があります。飲酒により喉や首周辺筋肉も弛緩し、上気道の狭窄が起こりやすくなります。就寝時には、ただでさえは筋肉が緩んでいますので、過量のアルコール摂取によって無呼吸に陥るリスクが高まります。
特に普段からいびきに悩んでいる方は、晩酌してそのまま寝ることや入眠前の飲酒は控えたほうがよいでしょう。

睡眠薬服用の注意

睡眠薬の中には、無呼吸症状を悪化させる、または助長させるものがあります。睡眠薬の服用で悩んでいる方も、無呼吸の治療を行うことで、睡眠薬が不要になるケースもあります。

寝姿勢の改善

仰向けで寝た場合、舌の落ち込みなどで上気道の閉塞が起きやすくなりますが、横向きで寝ることで、それが軽減できる場合があります。
抱き枕や横向きに寝るための枕などを使って、横向きで寝られるような工夫をすることもSASの予防になります。

鼻症状の改善

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻症状がある場合、人間本来の鼻呼吸がしにくく、口呼吸になるケースがあります。口呼吸になると、鼻呼吸よりも咽頭が狭くなるため上気道が閉塞しやすく、SASになりやすい状態になります。口呼吸はSAS以外の様々な病気との関連も指摘されており、口呼吸から鼻呼吸にすることでそれらの改善にもつながる可能性があります。

検査の種類

睡眠時無呼吸症候群は、自覚症状が少なく自分では気づかないことも多い病気です。したがって、家族や友人などの周囲のアドバイスや指摘も重要です。いびきや睡眠中の無呼吸が少しでも気になる場合には、まずは当クリニックにご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の検査方法

当クリニックでは、まず自覚症状や日常の睡眠状況・日常生活などについて問診を行います。日ごろの睡眠に関する悩み、昼間の眠気や既往歴、体調や体型の変化、SASに特徴的ないびきなどの情報は診察する上で非常に有用ですので、事前に把握しておいていただけると診断がスムースに行えます。
問診の結果、SASが疑われる場合は具体的な検査へと進んでいただきます。最初に行っていただく検査は「簡易検査」で、取り扱いが簡単な検査機器を用いて、自宅で検査をしていただきます。手の指先や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態や酸素飽和度を測定することで、SASの可能性を調べます。
簡易検査結果をもとに、当クリニックの医師が診断し、SASと診断された場合には治療を開始いたします。簡易検査の結果、より詳細な検査が必要と判断された場合には、「精密検査」を行っていただきます。終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査:Polysomnography)と呼ばれる検査で、脳波・眼球運動・心電図・筋電図・呼吸曲線・いびき・SpO2などの生体活動を、一晩にわたって測定する検査です。この検査により、SASだけでなく、周期性四肢 (しし) 運動障害、睡眠時随伴 (ずいはん) 症などの睡眠障害の診断も可能となります。

当クリニックにおける検査

当院は、SASとりわけOSAに対する個別化した治療(Personalized Medicine)を目指していることから、上述の簡易検査や週や睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)に加えて、一人ひとりのOSAの原因を明らかにするための補助検査も実施しております。具体的には、提携医療機関においてCTやMRIなどの画像診断を行い、顎関節の骨格や舌の状態、内臓脂肪の状況などを把握し、患者さまそれぞれのOSAの原因を明らかにしたうえで、治療方針を決定していきます。
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック

当クリニックでの治療の流れ

  • 1
    問診

    問診

    クリニックにて、自覚症状や睡眠状況についての医師の問診を受けていただきます。

  • 2
    簡易検査

    簡易検査

    簡易検査機器を用いて、自宅で睡眠時のいびきや呼吸の検査をしていただきます。

  • 3
    精密検査(PSG検査)

    精密検査
    (PSG検査)

    簡易検査の結果、必要な場合には、専門医療機関またはご自宅で一泊二日の精密検査を受けていただきます。

  • 4
    治療方針決定

    治療方針決定

    検査結果を踏まえて、適切な治療方法を決定します。

主な治療方法

検査の結果、OSA(閉塞性睡眠時無呼吸症)と診断された場合、治療を行う必要があります。重症度や原因に応じて治療方法は変わりますが、当クリニックでは個々の患者様の状態に応じて最適な治療方法を選択いたします。ここでは代表的な治療方法として「CPAP治療」、「生活習慣の改善」、「マウスピースによる治療」、「外科的手術」の4つをご紹介します。

CPAP治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

鼻から専用のマスクを通じて気道に空気を送り込むことで、舌根が沈み込んで気道を閉塞するのを防ぐ療法です。OSA(閉塞性睡眠時無呼吸症)に有効な第一選択の治療法で、欧米や日本国内で最も普及している治療方法です。日本語では経鼻的持続陽圧呼吸療法と呼ばれますが、英語名の「Continuous Positive Airway Pressure」の頭文字をとって、「CPAP(シーパップ)療法」とも呼ばれます。CPAP療法は、無呼吸を改善するだけでなく、高血圧の予防・改善、不整脈や糖尿病の改善などにも効果があり、OSAの合併症である循環器系疾患の発症抑制、経過改善をもたらすことも立証されています。
上記の通り、CPAP療法は、睡眠中にCPAP装置からエアチューブと鼻に装着したマスクを介して気道内に持続的に空気を送ることで、気道を広げるものです。毎日CPAP装置を装着して寝ることになるため、当クリニックでは正しい使い方をきちんと指導し、継続率を高めてもらうようにしています。

CPAP治療の原理

CPAP治療の原理

生活習慣の改善

飲酒制限や、睡眠薬使用の制限などの指導、肥満者の場合には減量の指示、また寝姿勢の改善(横向きの寝姿勢への変更)などによって、SASの重症度がある程度軽減される場合があります。軽症の患者の場合には、無呼吸が正常域近くまで改善するケースも見られます。

マウスピース

中等度までの閉塞性睡眠時無呼吸タイプの患者様に対しては、マウスピース(口腔内装置)で治療するケースもあります。下あごが上あごよりも少し前方に出すように固定させることで上気道を拡げ、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。
マウスピースによる治療を選択する場合、当クリニックでは、OSA治療のためのマウスピース(口腔内装置)の作成経験が豊富な専門の歯科医をご紹介しています。

外科的治療

小児の多くや成人の一部で、OSAの原因がアデノイドや扁桃肥大などの場合は、上気道の閉塞部分がはっきりしているため、摘出手術が有効な場合があります。外科的手術が必要な場合には、当クリニックでは提携医療機関(大学病院、専門病院など)をご紹介しています。

当クリニックの治療方針 ~OSAに対する個別化した医療(Personalized Medicine)~

当院では「睡眠の改善こそがゴール」と考えます。OSAの治療では、CPAP治療による速やかな治療導入を第一とします。そのうえで次のステップとして、一人一人の患者様の重症度や原因に合わせた個別化治療を提案します。具体的には、最も多い原因である体重増加に対しての減量プログラム作成(栄養カウンセリングから運動指導)をおこない、その効果によって、CPAPの代替え治療として口腔内装置(マウスピース)や、根本治癒としての外科手術のご紹介(提携大学病院)を提案いたします。また欧米で広く取り入れられている睡眠体位(寝姿勢の工夫)の指導なども組み合わせ、さらには、睡眠の質の向上にこだわった睡眠カウンセリングなどの自費診療も拡充し、患者さまひとりひとりの“睡眠”を改善するために最適な個別化した治療(Personalized Medicine)をご提案させていただきます。

いびきや無呼吸、日中の眠気などの自覚症状がある方や、ご家族の方から指摘されたことのある方は、ぜひ当院にご相談ください。

この記事の監修医師
千葉 伸太郎

つなぐクリニックTOKYO
睡眠・SAS外来
監修医師・医学博士

つなぐクリニックTOKYO
睡眠・SAS外来 監修医師・医学博士

千葉 伸太郎 (ちば しんたろう)

東京慈恵医科大学客員教授、太田総合病院記念研究所 太田睡眠科学センター所長
日本睡眠学会理事、一般社団法人 良質睡眠研究機構(iSSS) 常務理事

【認定資格】
日本睡眠学会睡眠医療認定医

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