コラム

2024.2.13

井坂先生へのインタビュー

先生のこれまでのご経歴をお聞かせください。

 初期研修終了後、東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室に入局しました。そこで耳鼻咽喉科の基本を学び多くの症例や手術を学びました。耳鼻咽喉科専門医を取得したところで、さらなるサブスペシャリティを身につけたいと思っていた時に睡眠の大切さと面白さに気づきました。大学病院での睡眠専門外来では小児から高齢者まで幅広い患者さんの症例を経験し、太田睡眠科学センターでは睡眠時無呼吸症に限らない様々な睡眠障害を学び、睡眠専門医を取得することができました。その後も医学博士を取得し、大学病院勤務を続けておりましたが、より多くの方に睡眠のことを知ってほしい、もっと身近に患者さんの睡眠の問題と向き合いたいなと思い、ご縁あってDクリニック東京ウェルネスで睡眠外来をすることとなりました。

先生が普段の睡眠で気を付けている事を教えてください。

 睡眠に大切なことが大きく3つあります。それは量、質、リズムです。睡眠時間をしっかり確保すること、質の良い睡眠をとること、リズムを狂わせないことを意識しています。質の良い睡眠をとるために具体的にやっていることは就寝前に夏でも入浴したり、夜はブルーライト制限、カフェイン摂取制限したり、定期的に運動するようにしています。また熱がこもらないような通気性の良い寝具を使用しています。

オンライン診療は、どのように行いますか?

 まず予約を取っていただきます。この時にクレジットカードの登録や健康診断の結果またはお薬手帳、紹介状などオンライン診療に必要な情報をアップロードしていただく必要があります。また診察時に身分証明書が必要になりますのでご準備ください。予約時間になったらログインして待機していただきます。こちらの準備が整ったら通知が行きますのでそれに応答していただくと診察が始まります。

診察はCLINICSというアプリケーションを使用したビデオ通話を通じ、身分証明書で本人確認を行った後に事前問診に基づいて行っていきます。診察中は画面共有で資料をお見せしながら説明していきます。検査を行った際にも同様に結果説明していきます。

お薬が必要な場合は院内にある物でしたらご自宅に直接配送できますし、院外処方の場合は処方箋をご指定の薬局にFAXしたり、ご自宅に郵送することもできます。

睡眠時無呼吸症候群は、治る病気ですか?

 睡眠時無呼吸症候群の原因はさまざまですが、主なものとしては加齢、体重増加、顔の骨格の問題、咽頭の形の問題、口呼吸などがあげられます。例えば体重増加が原因ならダイエット、顔の骨格なら顎顔面手術、咽頭の形なら咽頭を広げる手術(但し手術方法の選択に注意)、口呼吸ならマウスピースや口テープ、鼻の治療などがあり、それらを行うことで治ることはあります。しかしその他のことが原因であった場合、現在の治療法では完治は難しいと考えます。

また原因は一つではなく複雑に関連しあっているため一つの治療をしたからと言って必ずしも完治するとは限りませんので注意が必要です。

睡眠の質を向上させるためには、どのような方法がありますか?

 睡眠の質を上げるには様々な方法があります。

ブルーライトを避ける

 現代人に多いのですが就寝直前までスマホやPCを使用しているとブルーライトを浴びることになり睡眠の質が下がります。ブルーライトカットの設定にしたり、使用は就寝2時間くらい前までにしておきましょう。

就寝90分前の入浴

 睡眠の質をあげるのに関係してくるものが深部体温という内臓などの体温です。この深部体温を就寝時にいかに下げるかがポイントです。深部体温は上げると上げただけ下がる性質があるので、夜シャワーで済ませる人もいるでしょうが、なるべく入浴することをおすすめします。再び深部体温を下げるために就寝90分前に入浴するのが良いでしょう。

カフェイン摂取制限

 コーヒーやエナジードリンクだけではなく緑茶やほうじ茶にもカフェインは含まれています。カフェイン摂取は就寝6時間前までにして、夜はノンカフェインのものにするようにしましょう。

適度な運動をする

 コロナの影響でリモートワークが当たり前になり、制限が解けた後でも運動の機会が減ったままの方も多いと思います。それだと脳ばかり疲労してしまって脳は過覚醒の状態になってしまいます。体の適度な疲労は睡眠の質を上げるため運動する習慣をつけましょう。

睡眠の質を下げるような病気の治療をする

 睡眠の質を下げる代表的な病気が睡眠時無呼吸症候群です。睡眠の質が悪いと感じているのであれば一度調べておくことをおすすめします。

診察で気を付けている事、心がけていることはありますか?

 対面でもオンラインでも患者さんが理解できるように説明しようと心がけています。より良い治療には我々医師の力だけではなく患者さんの理解と治療しようという気持ちがなければ成り立ちません。そのために説明の途中でも、どこまで理解されているか確認しながらすすめるようにしています。

また患者さんが相談しやすい雰囲気をつくれるよう努力しています。

クリニックはどんな雰囲気ですか?

 東京駅八重洲口といった場所にも関わらず、雰囲気は落ち着いていますがそれでいて明るさもあります。オンラインメインなので対面でいらっしゃっても待合室が込み合うことはあまりありません。

睡眠外来の診察室には鼻や喉の診察ができる内視鏡を完備しており、診察の椅子もリクライニング可能なゆったり座れるものになっておりますのでリラックスして診察を受けて頂けます。

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